炭酸泉のルーツ
この炭酸泉は他の温泉にはない独特で明確な作用があることから、この温泉の湧き出す地域(ドイツなど)では、伝統的医療として広く活用されてきました。
ヨーロッパ(特にドイツ)は温泉の水温が低い(32〜34℃)ので、高濃度の炭酸泉が湧き出している場所が多く、今でもさまざまな分野に利用されています。
以前は、医師の処方箋にもとづいて決められた量と種類の温泉水を飲み、身体の不調や病気を癒していましたが、ドイツでは多くの人々がその炭酸ガスを含んだ温泉水を好んで飲んだと言われています。
このように炭酸泉は、ローマ時代より飲用水として「身体の中からの健康増進」に利用されていました。
19世紀半ばからは入浴目的の炭酸泉浴が始まり、その人気は広まっていきました。
ドイツでは、伝統的な循環器病の治療に使われている他に、医療施設に併設されたクアミッテルハウスという施設でリハビリテーションに積極的に利用されています。
またイタリアでは、人工炭酸泉が弱酸性であることから、スキンケアやヘアケアなど美容アイテムの一つとして認識されているようです。