日本の炭酸泉について
ヨーロッパ(特にドイツ)は温泉の水温が低い(32〜34℃)ので、高濃度の炭酸泉が湧き出している場所が多く、今でもさまざまな分野に利用されていますが、日本国内には高濃度の炭酸泉源が非常に少ないのです。
一般的に、炭酸ガスは高温のお湯に溶けにくいので、日本のような湯温の高い温泉では高濃度に炭酸ガスが溶け込んでいるところは稀です。
「炭酸泉」は、火山活動末期の地帯に多く地中の有機物の分解などで生じるため、湯温が低い所に発生しやすいといわれています。
日本に「炭酸泉」が少ないのは、活火山地帯に属し、湯温が高い源泉が多からなのです。日本の数ケ所に天然炭酸泉があり、中でも大分県の長湯温泉は今でも高濃度の炭酸泉が利用できる場所として有名です。
炭酸泉が少ないと言うことから、日本では、炭酸泉の有効性もあまり認知されていませんでした。
そこで人工の炭酸泉を作る試みが研究機関や企業で始まり、近年高濃度の人工炭酸泉をつくることに成功しました。
現在では様々な医療・療養・リハビリテーションなどの現場でこの人工炭酸泉が役立っています。